三緑亭の独り言

ただの大学生の独り言です。他人の日記を覗き見するような気分でご覧ください

191106 日本の公共交通機関がうるさすぎる話③

 さて、前回まで2記事にわたって日本の公共交通機関のうるささについて事細かに述べ(この記事から読まないでください。前回前々回の記事を読んでからこの記事を読むことをオススメします。)、こんなことで計3000字近くの文章を書いたことに自分でも驚愕したところで前回の記事を終わりにしました。前回、次の記事(=この記事)で終わりにするということを宣言したので、何とか今日だけで終わりにするということにします。

 

 いくら公共交通機関がうるさいと言っても、全てがうるさいかというとそういうわけではありません。鉄道で言うと、唯一許せるのが新幹線です。今まで乗ったことがあるのは東海道新幹線長野新幹線だか上越新幹線だけですが、これらの放送は許容できます。なぜかと言うと、機械放送の声が落ち着いていて、しかも最低限しかしゃべらず、それに加えて車掌さんもやはり落ち着いた声で必要最低限のことだけをしゃべるからです。新幹線の声は機械も車掌さんも本当にいいですね。新幹線に乗って流れる「今日も、新幹線をご利用くださいましてありがとうございます。のぞみ号・新大阪行きです。途中の停車駅は、品川・新横浜・名古屋…」という放送はむしろ聞きたいくらいです。無駄な到着予定時刻の報告もなく、そもそも遅延しないから「新横浜到着が1分遅れました。申し訳ございません」という理解不能な放送も入らず、というこの放送は日本全国津々浦々の鉄道に見習ってほしいものです。

 また飛行機で言うと、外資系エアラインがいいですね。サービスの質には幻滅することもありますが放送に関しては満点でしょう。適度に肩の力が抜けた、捉えようによってはやる気のない放送がちょうどいいですね。これも日本の航空会社に是非とも見習ってもらいたいものです。

 

 要するに、各社が過度な放送を禁止する通達を出せばいいわけです。電車は3回も自己紹介する必要はないし、東海道線が東京を出発したところで平塚やら小田原やらに何時に到着するかを放送する必要はないし、(どう考えてもそんな長距離を旅する人はそれほどいないし、そういう人は時間を調べてから電車に乗っている可能性が高い)、バスガイドも高校生相手に「みなさーん、おっはようございまーす」などと放送する必要はないし、CAは今のようにに事細かに客に指示を出し、かつそれに対するご理解とご協力をバカ丁寧に求める必要はないのですから、解決するのはごく簡単な話、必要なことだけを言い、不要なことは言わないというだけです。

 では何が必要で何が不要なのか、という話ですがそれは「見ればわかる、あるいは広く知られている情報は不要」ということになります。例えば、鉄道ならば「この電車がどこ行きか・次はどこに止まるか・何線に乗り換えられるか」が要点であって、それ以外の「優先席ではお年寄りやお体の不自由なお客様…」「車内では携帯電話をマナーモードに設定の上…」「車内が混み合いましてご迷惑を…」「この電車はただいま3分の遅れを持ちまして…」などという放送は全て無駄、必要のないことです。飛行機だと必要な放送というのはほとんど無くて、①荷物をしまうべき場所にしまってください②シートベルトを締めてください、くらいのものでしょう。詳しいことは安全のしおりとビデオで説明すればいいし(実際、放送とビデオは内容が被っている点も多いです。誰も見ないという問題は、CAが放送で述べようがビデオで放映しようが同じことなので問題になりません)、他のことは自明にわかることばかりですから不要なものを削ったらこれくらいしか残らないのです。

 あるいは、電車の中に放送が入らない車両を作るというのも面白そうです。女性専用車が存在するのだから放送不要車というのがあってもいい気がします。静かな環境に身を置きたい人のために、緊急時以外の放送は流さない車両を設けます、その代わり寝過ごし、乗り間違いは自己責任ですという車両を作るのはなかなか良いアイデアだと思うのですがいかがでしょうか。飛行機で実施するのは難しそうですが、電車の中の静寂はこれで達成されそうです。

 

 さて、ここまで公共交通機関の現状について述べ、また僕なりの提案をしてきました。もし、この記事が各社の目にとまっていたら嬉しいですがさすがに1日100アクセスくらいではまだその可能性は低そうです。でも僕は諦めずに言い続けます。今日は全休、夕方はまたアルバイト。