三緑亭の独り言

ただの大学生の独り言です。他人の日記を覗き見するような気分でご覧ください

200407 ドバイ旅行記11(スーク編)

 さて、昨日は沖縄に行った話をしました。今日はドバイ旅行記の続きを書くことにします。ブルジュ・ハリファと水族館の話はしたので、あとはドバイのドバイフレームとスークとレゴランドアブダビフェラーリワールドとモスクとパレスの話をして、ドイツでの諸々の出来事の話をすればドバイ旅行記は完結することになります。わお、完結する予感がしませんね。今日はスークの話をしていこうと思います。

 不要不急の外出は控えるようにとのことですが、日本の面白いところは何が不要不急で何が不要不急でないのかが定義されていないところです。要するに自分が不要不急だといえば何でも不要不急ということになるわけですね。僕は割と日常的に出かけていますが、それもバイトと魚を買いに行くのと散歩くらいです。もっとも、僕の散歩というのは丸一日かけて30キロくらいを歩くものですが(笑)。

 

 さて、ドバイのスークの話でしたね。すぐに脱線するのはいい加減なんとかしようと思いながら何とかなることもなく今日も前振りが400字です。何はともあれ、スークというのはドバイの市場のことで、日本で言うとアメ横みたいなところです。売っているものによってスパイススークやゴールドスーク、テキスタイルスークなどと言った具合に分かれています。もっとも、この区分けというのは適当なもののようで、テキスタイルスークの中に唐突にランプを売っている店があったりします。この辺は大雑把なようです。

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こんな大きな指輪、誰の指にはめるんですかね

 スークでとりあえずこれをみておけば間違いない、というのはこの金の指輪です。誰の指にはめるんだか知りませんが、とりあえず指輪ということになっています。値段は聞いても教えてくれませんでした(笑)。ゴールドスークはとにかく金製品だらけです。呆れるくらいに金しかありません。金しかないのに一番最初に声をかけてきたオジサンは「コピーウォッチ買わないか?」と言っていましたが(笑)。近くにパトカーもいたのに、そんなに堂々と偽物を売りつけようとするのはなかなか見上げた根性ですね。彼らの商売人魂はかなり凄まじいものがあります。

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これはスパイススーク

 スークの人たちはとにかくエネルギッシュです。歩いているだけでバンバン声をかけられます。自分が人気者になったと勘違いすることができること間違いなしです。ただ、彼らは日本人が好きなのではなく日本人が持っている金が好きなだけなので気を付けましょう。

 彼らはアジア系の顔を見るととりあえず「你好!」と声をかけてきます。你好と言ってきた店員は無視しておきましょう。別に返事をする義理はないわけです。無視していると「あ、日本人か」と気づいた店員が何故か「オカチマチ!」と声をかけてきます。このオカチマチはどうみても東京の御徒町なのですが、数ある日本の街から御徒町が選ばれたのかは謎です。おそらく、「日本にスークみたいなところはないの?」「あるよ、御徒町っていうんだ」「おー、御徒町か。いい響きだな」というような会話があって、誰かが言い始めたのがスーク中に広まったのでしょう。

 彼らは一生懸命日本語で話しかけてきます。もっとも、意味は特に理解していないようで店に来た客にいきなり「サヨウナラ」などと言っていたりするのですが(笑)。「かわいい」は知っていても「カッコいい」は知らないようで、「お兄さん、カワイイね!」と言われます。たまに意地悪な日本人に日本語を教わった人もいるようで、「お姉さん、かわいくないね!」と言っている人もいます(笑)。みんな、意地悪はよくないですよ。何故か別れ際に「ガリガリ君!」と言われたこともありました。おお、斬新な挨拶ではありませんか。

 あとは、るるぶを見せて「るるぶショップ!」と主張している店があります。どうやらるるぶに載っている店だからうちは信用できるぞ、ということが言いたいようですが「そのるるぶ、何年前の?」というようなボロいるるぶなのであまり相手にする必要もないでしょう(笑)。ちなみに僕の幼少期の愛読書はるるぶでした。だからどうした。ハイハイ、次の話に移りましょう。

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これはゴールドスーク。とにかくキラキラ

 スークを歩く時のコツは、「とにかく何にも興味がない顔をして歩くこと」これにつきます。何なら現地住民のような顔をして歩いていればいいのです。買う気がないように見せておいたほうが値引きも引き出しやすいので、「ガイドブックに載ってたから来たけど、何だこんなとこなのか」みたいな顔をしておいたほうがいいでしょう(笑)。

 また、ぼんやりしていると突然頭にスカーフを巻かれることがあります。日本人は「押し売りだ!」などと盛り上がるところですが、別に頭に巻かれたからといって買わされるということはありません。大体、店員と写真を撮って、「実はもう別の店で買っちゃったんだ」とでも言えば解放してくれます。僕も頭にいきなり赤い布(サウジアラビアの王族とかがかぶっているやつです)を巻かれて、カンドゥーラを着て写真撮影することになりました。でも別に押し売りされることはありません。「他の店も見てくるね」と言えばすぐに帰してくれます。ちなみに、布が赤いのはサウジアラビアで、UAEの偉い人たちは白い布をかぶっています。観光客には赤い方が人気のようです。

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ランプ屋さん。きれいですね

 何か買うとなったら、まずは言われた値段の半分くらいの額をこちらから提示するところから始めましょう(値札が出ている店はほとんどありません。値段は全て交渉で決まります)。200Dhsと言われたら100Dhsからスタート、といったところです。まあ、日本人は元々ふっかけられているので50くらいからスタートしてもいいのかもしれません。大体200と言われて100と返すと120〜150くらいで交渉成立になることが多いイメージですね。ここで「どうしても欲しい!」という気持ちを悟られてしまうとこの交渉が不利になってしまうので「まあ、安くしてくれるなら買ってもいいよ」くらいのスタンスを見せておくことが重要になるわけです。

 交渉が成立したらまずは握手して、それから大体相手がおまけを付けてくれます。デーツをくれるとか、まあ大したものではありませんがありがたく受け取っておきましょう。そして、店を出る前は日本語で「ありがとう」と言っておけば完璧です。向こうは笑顔で「ガリガリ君!」と言ってくれるはずです(笑)。

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こんな感じで看板が出ているので自分がどこにいるのかはすぐわかります

 さて、今日はスークの話をしてきました。スークは何気にドバイで気に入った場所の1つで、滞在中何回か訪問しました。僕自身がぼったくられることもありましたが、今度ドバイに行く時はその経験を踏まえてもっとお買い得な買い物をしてきたいと思います。今日はこのあとアルバイトの予定。授業はやるのかな。ないならないでいいのですが、その分の補償は企業なり国家なりがきちんとして欲しいと思う今日このごろ。