三緑亭の独り言

ただの大学生の独り言です。他人の日記を覗き見するような気分でご覧ください

191203 伊勢神宮日帰り旅行記②

 さてと、前回から伊勢神宮日帰り旅行記を始め、なんと伊勢神宮に着くまで(いや伊勢市駅に着いただけか)の話で記事が一本完成してしまいました。というわけで、今日は伊勢市駅を出たところから、2000字に到達するまで話をしたいと思います。それではいきましょう。

 

 伊勢市の駅でVistaという珍しげな電車を見たところで前回の話を終わりにしました。Vistaが何なのかよくわからないので検索したら「Windows Vista」などと言っているiPadくんは置いておいて、Vistaの話からしましょうか。近鉄のホームページを見たら、「1編成4両のうち、中2両が2階建てのビスタカー。2階建て車両には、窓を拡大し展望性をアップした2階席、個室サロン風の階下席があり、くつろぎの空間を作り出しています。1979(昭和54)年、ブルーリボン賞を受賞。」と書いてありました。意外と古い車両で、2階にも個室があるらしいですね。そのうち乗りにいきたいと思います。

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 伊勢市の駅前は呆れるほどに観光客しかおらず(ちなみに10時半とか11時半とかそれくらいの時間です)、しかもやけに平均年齢が高かったですね。おお、高齢化社会だ、という感じでした。まあそれは考えてみれば当然で、平日の真昼間に神社に出かけてくる人というのは限られているわけですが。そんなどうでもいいことを考えながら参道を歩いてまずは外宮に行きました。こういうことを考えていると何となくご利益が薄れる気がしますがもともと期待していないので大した問題ではありません(笑)。
 伊勢神宮は外宮から参拝するのが正式とされているようです。何でだかはよく知りませんが、その作法に従うことにしました。内宮の神様は気が小さいからいきなり参拝客が来ると驚くので先に外宮で予告してくださいね、とかそういうことかもしれません(笑)。そうだったら楽しいのでそういうことにしておきます。有識者の方がいたらコメントで教えてください。

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 こういう神社の雰囲気は何となく好きです。「マイナスイオン」などと意味不明なことを言うつもりはありませんが、なんとも形容し難い気分になります。まあ、この気分を味わいたいだけならば明治神宮に行けばいいだけの話なんですが、明治神宮ともちょっと違う感じですね。

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 ツアー客をかき分けながら外宮の正宮を参拝してきました。こういうところは写真を撮らない方がいいのかもしれませんがどうなんでしょうか。撮影禁止とは書いていなかったので撮ってきました(笑)。

 この写真を見て「あれ?」と思った人もいるかもしれません。こんな屋根(廊下?)なんてあったっけ?と思ったそこのあなた、大変鋭い指摘です。どうもこの後、天皇伊勢神宮に参拝する儀式があったらしく、その準備だったようです。内宮の正宮も同じようになっていました(写真は内宮に参拝した話を書くときに載せます)。まさか天皇が来る日だったとは思いもしなかったのでとても驚いたのと同時に、それで皇宮警察らしき人と明らかに右寄りの人がたくさんいたのだな、と納得でした。僕としては天皇の車列には興味はないので(センチュリーロイヤルは1度くらい見てみたいですが)、道が混む前に帰ってこようということにしました。

 

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別宮の1つ。他にもいっぱいありました

 伊勢神宮にはとても多くの別宮があるようです。何でこんなにあるのかはよく知りませんが、参拝中に「これは課金アイテムである」ということに気づいてしまいました。要するに、ここに限らず神社一般というのは「無料アプリ:App内課金があります」というシステムだ、ということです。どういうことかというと、一般的に神社というのは入場料(拝観料)はかからないわけで(寺院だと拝観料からも収益を得るところがありますが)、中で賽銭という形で収益を得ているわけですが、別宮というのは賽銭による収益を増やすのに便利な手段となっているわけです。実際、別宮に賽銭を投げる参拝者は多く観察できたのでこのシステムは機能していそうでした。わざわざ伊勢神宮まで出かけて何やってんだ、と思われるかもしれませんが、こういうことを考えるのは楽しいものです。話が逸れましたが、神社のシステムは中を見学するだけならタダで入れてあげますよ、でももしご利益を得たいなら課金(=賽銭)してください、というものだと言い換えて差し支えないでしょう。もっとも、賽銭の額とご利益の度合いに相関があるのかわからないのでこの理屈には若干の穴があるわけですが。ここに相関がないと課金のメリットがありませんからこの理屈が成立しなくなるわけです。

 僕はこの戦略に気づいてからは「この戦略には乗るまい」と思ったのでそれぞれの正宮にだけ 賽銭を投げてきました。リターンが得られないことにあまり金を使いたくないのでこれくらいにしておきました。そもそもご利益という概念がよくわからないし、それを信じてもいないので、文化財保全に多少は協力しようかなという気持ちでした行動に過ぎません。こんな思考の人が神社に来るとは、神様もビックリしていることでしょう(笑)。

 

 さて、神社の賽銭について語ったところで今日の文字数がおよそ2000字に到達したので今日の記事はここまでにします。今日はバイトはなし、大学の授業を受けるだけ。