三緑亭の独り言

ただの大学生の独り言です。他人の日記を覗き見するような気分でご覧ください

200308 今こそ、安倍総理を讃えよう

 さてと、今日の記事はドバイ旅行記を中断して安倍晋三を褒め称えることにします。このブログで政治について語ることはあまりしませんが、最近の首相の行動を見るにつれ、これは黙っていられないぞ、という気分になってきました。他人の悪口を言うのは好きではないので、今日は頑張って首相の「ここがすごい!」という点を探して褒めてあげることにします。Twitterでも、ニューヨークタイムズでも、挙げ句の果てには北朝鮮にも最近の首相はボロクソに言われていて可哀想(まあ、こういうのは身から出たサビというのですが)なので、今日は褒めてあげよう、というわけです。わー、優しいですね。この書きぶりからして本当に褒めているのかどうか、という疑問を持った人がいるかと思いますが、読んでみてのお楽しみです。

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アブダビのパレス(写真と本文は関係ありません)

 安倍晋三のような人を褒めるというのは大変難しいのですが(褒めるところがないのか、それとも多すぎてどこから褒めたらいいのかわからないのか、そのどちらであるかというのはご想像にお任せします)、まずは「堂々とした態度」を褒めてあげようと思います。

 堂々とした態度、と聞いて「あれ?」と思った人もいるかもしれません。コソコソ逃げ回ってばかりじゃないか、と思う人もいるでしょう。いやいや、そんなことはありません。なんとも堂々とした首相ではありませんか。「募ってはいたが募集はしていなかった」などという意味不明なことを国会で、しかも全国に中継されている中で言い切れる人はなかなかいないでしょう。しかし、彼はそんな難行をやってのけました。その胆力と堂々とした態度をまずは褒め称えようではありませんか。

 

 それから、自ら率先して「働き方改革」を実行してもいるようです。数日前の記者会見を36分で切り上げ、私邸に向かったようですね。その時、僕は日本にいなかったのでリアルタイムで見聞きしたわけではありませんが、今首相動静を見たら午後6時から36分間記者会見を行い、その後私邸に帰り、来客もなかったことが記録されていました。ということは、首相は別に急ぎの用事があったわけではないのに記者会見を切り上げ、私邸に戻ったというわけです。世の中では「説明する責任を果たしていない」という批判がされていて、まさにその通りだと思います。でも、ちょっと見方を変えてみるとこれはある意味で「家庭を大事にしている」ということになりそうです。仕事は時間を決めて切り上げ、家族との時間を大切にしている。またそれはつまり働き方改革を率先垂範して実行しているということでもあります。おお、口で言うだけではなくて自分で実行しています。素晴らしいことではありませんか。意外と実行力もあるのかもしれません。

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ドバイのサメも「大変だね」と筆者を労ってくれます

 さて、こうやって褒めるのも疲れてきました。生徒のことはよく褒めますが、まさか一国の首相を褒めるのがこんなに難しいとは思いもしませんでした。大体首相というのは人格者がなるものだと思っていたので褒めるのくらい簡単だろうと思っていたらそんなことはなく、想像を絶する難しさです。こんなに褒めてあげたんだから現金200万円くらい欲しいですね。

 

 彼のリーダーシップ、決断力にも頭が下がる思いです。全国一斉休校という大きな決断を、専門家の意見を聞くこともせずに自分ですることができました。なんとも素晴らしい決断力ではありませんか。しかも、一連の対応を「私の責任で」成し遂げようとしています。どうやら彼は素晴らしいリーダーシップ力をも持っているようです。彼の一言で、全国の99%の学校が休校になりました。彼の人を動かす力には脱帽させられます。しかも、その議事録は残っていないそうです。さぞかし自信があったのでしょう。この自信に溢れる態度、見習うべきかもしれません。

 自信といえば、首相は国会で「森羅万象を担当している」と述べたこともありました。この世の全てを自分で司っているというこの自信。ぜひ受験生に見習って欲しい自信ある態度です。しかも、この森羅万象担当大臣はその数ヶ月後に今度は「私が国家です」と言い放ちました。自分こそが国家であると断言したこの大臣、「朕は国家なり」と言ったルイ14世も真っ青の、自信に満ち溢れた発言。褒める言葉が見つかりません。

 また、小学校で「友達を大切に」と教わった人は多いでしょう。彼は、小学校卒業から数十年経った今でもその教えを忠実に守っています。何年か前に起こった森友学園加計学園をめぐる騒動を思い出してください。おお、国に損害を与えてまでもお友達に土地を安く売り渡したり、お友達のために獣医学部を作るのを認めたり。自らの法律違反も顧みずにお友達を大切にするその態度、素晴らしいではありませんか。また、自分に近い検察官の定年を延長してあげてもいましたね(あ、でもこれはお友達を利用してるだけか)。おお、「友達を大切にしましょう」という先生のありがたい教えをこの年になっても忘れずに実践している人がいるでしょうか、そんなにはいないはずです。素晴らしい!

 そして最後に、彼の見事なまでのフラグ回収能力にも言及しておくことにします。彼は昔、国会で「私は立法府の長である」と言い放ったことが数回(そう、1回だけではありません)あります。その中で、平成28年5月に発言したときはなんと「山尾議員はですね、議会の運営についてもう少し勉強していただいた方がよろしいかと思いますよ。議会についてはですね、私は立法府立法府の長であります。」と(わざわざ「立法府」と2度繰り返して)言っていました。わずか2文で自分で立てたフラグを見事に回収しています。並大抵の能力ではありません。ぜひ、作家にでもなっていただきたいと思います。本のタイトルは『私が国家です〜立法府の長が明かす日本の姿〜』というのはいかがでしょう。 

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ドバイでも日本の森羅万象担当大臣を心配する声が上がっています

 いやはや、今日の記事は疲れました。普段は適当に(と言っちゃ読者に失礼ですが)旅先の出来事を順番に書いているだけですが、今日はそういうわけにもいきません。この発言はいつあったものか、これをどうやって褒めたらいいか、などと調べたり思いを巡らせたりしながら書きました。もし好評なら「今こそ、麻生太郎を讃えよう」「今こそ、ドナルド=トランプを讃えよう」のように続編を書いてみようかな(笑)。明日は東京を散歩、明後日は首都圏大回り乗車。来週は沖縄旅行。不要不急の外出ばっかり。