200221 ドバイ旅行記④(エミレーツ航空ビジネスクラス①)
さて、前回は成田空港に行くだけの記事を執筆し、成田空港に着いたところで記事を終わりにしました。というわけで、今回はその先の話を書いていきたいと思います。つまり、飛行機に乗る話をしていこうということですね。前回、記事の最後に「どのクラスの搭乗記かはお楽しみに」、というようなことを記しました。今日の記事は、エミレーツ航空のビジネスクラスの搭乗記です。何日か前にエミレーツからのスペシャルオファーが来たのでアップグレードしてみました。人生初の海外一人旅で最初に乗る飛行機がビジネスクラスになったということになります。わお。
です 昨日の記事から何度も書いている通り、今回は成田空港出発の便を選択しました。なぜかというと、エミレーツ自慢のA380に乗りたかったからです。エミレーツは世界でもっとも多くのA380を飛ばしていることで有名ですが、これが成田発の便でしか使われていないのです。羽田からもドバイ行きの便は飛んでいますが、こちらはボーイングの777-300ERが就航しています。すなわち、A380に乗りたければ成田発の便を選択するしかないわけです。乗った人に聞いた話だと、エコノミーのシート幅が拳1個分くらい違うようです。エコノミーについては、ミュンヘンに行く便で777に、ミュンヘンからドバイに帰ってくる便で380に搭乗する予定なのでその時にまた記事を書きたいと思います。ビジネスクラスはA 380が1-2-1のスタッガードなのに対し、777は普通の2-2-2のシートになっています。777の場合、窓側の人は隣人を跨がないと通路に出られない構造です。ルフトハンザと似ていますね。ルフトハンザはもう少しビジネスライクなデザインですが。一方、ファーストクラスは777の方が豪華になっています。777の場合、扉が天井まであるのに対し380は扉はあるものの天井まではありません。ちなみに、777のシートは少し前まで六本木で展示されていました。そこにいたエミレーツのスタッフにA380のシートをこれに置き換える計画はあるのかと聞いたら、それはないとのことでした。
さて、話を戻します。今回の搭乗機は世界最大の旅客機ですが、飛行機が大きいというのはすなわち多くの客が搭乗しているということになります。したがって成田のエミレーツのチェックインカウンターは激混みです。特にエコノミーの混雑は顕著です。
もしこの行列が嫌ならば、回避する方法は3つあります。1つ目は上級クラスを利用すること、2つ目はエミレーツのマイレージクラブであるスカイワーズのシルバー、ゴールド、プラチナのいずれかのメンバーになること、3つ目はオンラインチェックインを利用することです。壁の高さで言うとスカイワーズのエリートメンバー、上級クラス、オンラインチェックインということになるでしょう。今回はビジネスを利用したので空港でチェックインしましたが、普通にエコノミーを使うならばオンラインチェックインをオススメします。オンラインチェックインをした人専用の列があって、そちらはガラガラなのですぐに預け入れが完了します。もしあなたがスカイワーズのエリートメンバーであるか、ビジネス、ファーストを利用するならばプライオリティレーンが使えます。エコノミーのチェックインカウンターの反対側です。
チェックインが完了しました。ビジネス以上を利用するならエミレーツのラウンジが利用できますが、今回はスペシャルオファーによるプロモーションチケットなので利用できませんでした。やることがないので空港の中をフラフラ徘徊していました。とりあえず展望台に行ってみます。
うん、誰もいません。当たり前です。いくら暖冬だとは言っても、夜の9時過ぎに大雨の中わざわざデッキに出る人なんかいませんね。屋根はあるけど全くその役目を果たしていませんでした。空港というのは意外と匂いがキツいですね。ガソリンが燃えているような匂いが漂っていました。南のデッキに行ったらこれから乗る飛行機がチラリと見えました。
ゲートには出発の45分前に来るようにと案内されました。ドアクローズは出発の20分前だそうです。今回は優先搭乗が利用できるので早めに行くことにして、早めにセキュリティチェックとパスポートコントロールを通りました。X線チェックかと思っていたらボディスキャナーに変わったそうで、ちょっと面白かったですね。クルクル回ると全身がスキャンされて、要チェックの場所が表示されるようになっています。反応が出た場所を触ってチェックされました。
今回のゲートは66番なので延々と歩いていきます。どんなに歩いても着きません。後で見たらほぼ端っこでした。A380の場合、2階にボーディングブリッジをつける必要があることから使えるゲートが限定されるようです。途中、エミレーツのCA(キャビンアテンダント。カルシウムではありません)やパイロットも歩いていました。空港でみるこういう人たちはカッコいいですね。颯爽と自信満々に歩いていきます。もっとも、後でゲート65のあたりで道に迷っているCAがいましたが(笑)。
途中で搭乗機がよく見えました。A 380は初めて見ましたが、圧倒的に大きいですね。これと比べたら777はセスナです。737は大きいおもちゃみたいなもんですね。白鯨のような感じです。ちなみに、66番側からだとボーディングブリッジが邪魔でよく見えませんが、65番ゲート側からはよく見えます。近づいて写真が撮りたい人はぜひどうぞ。65番側から見るとこんな感じに見えます。
さすがは超大型機、出発ロビーも大混雑でした。この日のエコノミーはほぼ満席だったようで、5人以上の人がインボラで釣られていました。空港での「〇〇様、いらっしゃいましたら△番ゲートの□□航空係員までお知らせください」という放送は大抵がインボラの放送なのですぐにわかります(たまにスーツケースが引っ掛かった人の呼び出しのこともありますが)。どうでもいい話ですがこの日は「イリエリョウスケ」という名前の人が呼ばれていて盛り上がっていました。残念ながら水泳で有名な入江陵介ではなかったようです。
そうこうしているうちに優先搭乗がスタートしました。優先搭乗の対象になるのは、子供連れ・係員の手伝いが必要な乗客、ファースト・ビジネスの乗客、スカイワーズのシルバー以上の会員とのことでした。通路を進んでいくと運命の分かれ道が出現します。今回は堂々と右に進みました。その後も坂をどんどん上って(普通は上がることはないので貴重な体験といえば貴重な体験ですね)機内に入りました。
記事が3000字近くなってきたので機内の様子はまた今度書きます。今はドバイ時間では午後9時45分。記事をアップロードしたら寝ます。