三緑亭の独り言

ただの大学生の独り言です。他人の日記を覗き見するような気分でご覧ください

191103 日本の公共交通機関がうるさすぎる話①

 今日のテーマは、「日本の公共交通機関がうるさすぎる」という話です。先に定義しておきますが、「公共交通機関がうるさい」というのは、例えばバスのエンジンがうるさいとか、鉄道のモーター音がうるさいとか、飛行機の機内がうるさいとか、そういう話ではありません。放送がうるさいということです。

 

 まずバスです。バスは普段乗らないのでよく知りませんが、たまに乗るとうるさいですね。まず、乗り口のところで乗客1人1人に「ありがとうございます」と言うのはいいがそれをやるならマイクのスイッチを切ってからやってくれと。「これくらいの客が乗りましたよ。奥につめてください」ということを暗に伝えているのかもしれませんが、それならそうと一言頼めばいいだけであって、特定の客1名に対する感謝をバス中に放送する必要はないわけです。発車する前の「右よし、左よし、車内よし、発車します」も放送する必要があるのは「発車します」の部分だけであって、他は完全な蛇足ですね。安全確認をアピールしたいのかもしれませんがそんなことを要求する客がどれくらいいるのか少し考えてみるべきでしょう。

 またうるさいのが観光バスですね。校外学習で使っていたカラスバス(仮名)の話です。よく東京を走っている黄色い会社ですね。高校1年生相手に「みなさーん、おはようございまーす」じゃないだろうと。また最後は「家に帰るまでが遠足です」の一言。ハイハイ、という感じですね。そういうマニュアルでもあるのかというくらいどのガイドも必ず言いますがはっきり言ってどうでもいい。少し黙っていてくれ、僕は少しでも長く寝たいんだというのが正直なところです。

 

 次は電車。どういうことかというと、車内放送と構内放送が多すぎる、しかも内容がどうでもよすぎるということです。いわゆる「内容がないよう」というやつですね。うわ、寒い。

 ちょっとここで電車に乗っている場面を想像してください。まずは電車が駅を発車して、機械が電車の自己紹介を始めます。「JR東日本をご利用下さいまして、ありがとうございます。この電車は中央線・快速、東京行きです。停車駅は…」と一頻りペラペラ喋ります。この後は同じ内容を英語で繰り返します。問題はその後ですね。車掌さんの出番です。「ご乗車ありがとうございます。中央線・快速東京行きです。途中の停車駅は…」と続くわけですがちょっと待てと。この話を聞くのは3回目です。日本語で1回、英語で1回。そんなに自己紹介するのは選挙カーと合コンに行く大学生くらいです。しかもその後には「主な駅の到着予定時刻をご案内いたします」と言い出し、これをご丁寧に2度繰り返す人までいます。センター試験のリスニングでもやってるんでしょうか(笑)。そうこうしているうちに次の駅が近づき、「まもなく国立、国立、お出口は右側です」と機械がしゃべりだし、同じ内容を英語で繰り返し、車掌がダメ押しの3度目の放送をし、それが終わる前に駅についてドアが開く、そうすると今度はホームで「くにたちー、くにたちー、本日もJR東日本をご利用くださいましてありがとうございました」と機械がしゃべり、駅員が同じ内容を繰り返し、警備員はエスカレーターに並んで乗るよう叫び、発車メロディが鳴り、「1番線、ドアが閉まります」と機械が言い、駅員が同じことを言い、「駆け込み乗車はおやめください」と警備員・駅員・車掌が客に注意し、やっとドアが閉まったと思ったら「黄色い線までお下がりください、電車が発車できません」と放送が入り、やっと電車が発車する。何がしたいのか全くわかりません(笑)。

 今となっては電車の中でほとんどの人がスマホをいじっていますが、中には本を読んだり、睡眠をとったりする人もいるわけです。そういう人たちに対して、このような放送は明らかに迷惑なことでしょう。僕自身、通学中は寝ていることが多いですが、一駅ごとに怒濤の勢いで繰り返される放送のせいで目を覚まされるということも非常に多く起こります。会社によっては運転士と車掌の名前までバカ丁寧に放送しているところもありますが、その電車の中に運転士と車掌の名前が気になる人がどれくらいいるのか考えてみるべきです。運転士が山本さんだから事故になったり、車掌が須藤さんだとドアに荷物が挟まりやすくて電車が遅延するとかなら話は別ですが、そんなことはありえないことなのでこの放送については明らかに無意味なものでしょう。端的にいえば、電車の中はカラオケボックスではないということです。

 

 長くなってきたのでとりあえずここまでにしておきます。この後は、今日締め切りのゼミの課題。明日はまたアルバイト。