三緑亭の独り言

ただの大学生の独り言です。他人の日記を覗き見するような気分でご覧ください

191109 塾講師の話②

 さて、前回は塾講師が稼げるという話をしました。金!金!金!みたいな記事だったので気分を悪くした人もいるかもしれませんが、そこで読者を忖度すれば「書きたいことを書く」というこのブログのポリシーが崩れるのでそれはやりません。読みたい人だけ、読みたい記事を読んでくださいというこのスタンスは今後も変えるつもりはないのでその点はよろしくお願いします。今日のテーマは塾講師をやっていて実際どうなのか、という話です。この仕事を始めて半年くらい経過しましたが、その中で思ったことをつらつらと書いていくということにします。

 

 塾講師をやっていて楽しいと思う瞬間はもちろん給料日ですが(笑)、その話は前回したのでそれ以外の話をします。僕の場合、授業をやっている時間がまず楽しいですね。それを考えると自分に向いている仕事だったのかなと思っています。僕が例えばコンビニのレジにいるとか、スーパーの品出しをしているとか、はたまた駅員のアルバイトをしていたりという姿はそもそも想像できませんが、もし仮にそういう仕事をやっていたとしても今のように楽しく働くことはできなかったと思います。そして、なぜそんなに楽しいのかというと、おそらくそれは塾講師がこういった仕事よりも創造的だからでしょう。塾講師が創造的というのは自分でも変な話だとは思いますが、少なくとも単純な作業をするだけのアルバイトよりは創造的と言って差し支えないと思います。「この速さの問題はどうやって解説したらわかりやすいか?」「この記述問題の根拠はどこから拾ってくればいいのか、それは試験中に探し出せるものなのか?」「ここの歴史の流れはどう説明したら理解してもらえるか」などと言ったことを考え、それを工夫する余地があり、さらにその工夫が生徒の反応として直接返ってくるというのはとても楽しいものです。それが塾講師の1つの醍醐味だと言って間違いはないと断言できます。それに加えて、生徒の成績が上がった時というのもまた楽しいものです。これは多くの講師が言うことですが、僕の場合は生徒の成績向上は前述した工夫の方向性が間違っていなかったということの証明だと考えているので自分の工夫が奏功したという意味での楽しさを感じています。単純に生徒の成績が上がった、うれしい!という感情はないですね(笑)。

 今は中学受験生を指導していますが、どうも中学受験をめぐる環境が激変しているようです。塾に通い始める年齢がどんどん下がっている気がします。小学校1年生から塾通いというのはもはや僕の想像を超えていますが、それだけ受験が厳しい争いになっているということなのでしょうか。僕自身は1年生から四谷大塚の通信教育を始め、4年生になった時に受験用の映像授業コース(その時は通信くらぶという名前でした。今は進学くらぶというようです。)に移行し、5年生くらいから校舎に通うようになりましたが、どうも今はそれでは遅いというのがトレンドのようです。1年生2年生のうちから塾に通うのがいいのかどうかはよくわかりませんが、通っている当人たちが楽しそうなのでそれはそれでいいのでしょう。低学年の子たちは優秀な子が多いので授業もやりやすく講師は助かっています。2年生が「警察官」と漢字で書いていたのを見た時はさすがに驚きました。僕が2年生だったときにはこのレベルの漢字は読めはしましたが、さすがに書けなかった気がします(笑)。

 

 また、働いて半年、労働環境という面ではかなり良い方だと思います。僕は他の会社で働いたことがないので比較することはできませんが、周りの話を聞いている限りはかなり良いようです。もちろん夜は遅くなることもありますが、基本的には10時までに仕事は終わるし11時半前には寝られるので全く問題はありません。それに、授業前後の質問対応やミーティングにも給与が発生しており、そのあたりがきちんとしていているのは大変にありがたいものです。当然といえば当然ですが、その当然が達成されていない会社もあるようなので入るところを間違えなくて良かったと思っています。突然「明後日代講入れますか?」と言われることもありますが、こちらにとっては、給料も増えるし自らの株を上げることにもなるので問題点は一切ないわけです。

 これから塾講師をやろうと思っているならばこの辺りの条件は念入りに確かめておくべきです。給料は時給なのかコマ給なのか、授業前後に給料はどれくらいの時間、どれくらいの金額出るのかといったことは当然ですが、実際にその塾で働いている人のコメントというのは(情報操作がされていない限り)有用なものですからこれも丹念に調べるべきでしょう。

 

 というわけで、今日の記事はこれくらいにするということにします。2000字近い文章を読みに来てくれる人が毎日最高で90人、平均して30〜40人もいるというのは自分でも信じられないことですが、これほどのアクセスがあるというのはありがたいものです。今日も例によってアルバイト。